四輪車を走らせるストリートトリプルのエンジン:

やる気あふれる熱心な大学チームをそのパワーでバックアップ

大学のチームといえば、テニスやサッカー、ディベートを思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、ドイツにあるシュトラールズント大学には、ちょっと変わったことに興味を持つ学生たちがいました。
ガソリンの臭いを体に染みつかせたまま成長したような学生や、こげたゴムの匂いに夢中になって幼少時代を過ごした学生、アドレナリン全開の高速走行に興奮していた学生もいました。

モータースポーツに夢を抱く仲間とともに活動したいと願う、こうした学生たちが集まり、1999年に誕生したのが「バルティックレーシングチーム」です。
世界最大のエンジニアリングコンペティションである「フォーミュラスチューデント」にドイツチームとして初参加を果たしたチームでもあります。当初、「バルティックレーシングチーム」のメンバーはわずか数人で、レーシングカー製作に関する知識も決して十分とは言えませんでしたが、現在は各分野から意欲的な学生たちが集り、75人以上もの大所帯に成長しています。

チームが掲げる最大の目標は、「フォーミュラスチューデント」のルールに基づき、レーシングカーを毎年、開発・製作することです。この目標を達成するため、学生たちは日々、血と汗と涙のにじむ努力を重ねています。昼夜を問わずワークショップに入り浸り、「フォーミュラスチューデント」に間に合うように、自分たちのレーシングカーの製作に心血を注いでいるのです。

世界のトップチームと互角に戦うため、チームは何千キロもの走行テストを実施します。大会当日は、人の力とテクノロジーとの限界を目の当たりにし、皆が一喜一憂します。大会が終わると、仲間と過ごした思い出と目標を果たした達成感が彼らの胸をよぎります。

「バルティックレーシングチーム」を突き動かしているのは、尽きることのない興味、飽くなき探究心、そして全身全霊をかけた熱い想いです。チームを突き動かすものがあるように、レーシングカーにも原動力は必要です。北欧神話の勝利の神テュール(Tyr)にちなんで「TY」と名付けたマシンのため、チームが選んだのはトライアンフ・ストリートトリプルのエンジンでした。勝利の神の名前を冠するレーシングカーにぴったりのエンジンだと考えたそうです。

ジャン・ヴァグシャル氏(パワートレイン部部長):

「ストリートトリプルのエンジンは、コンペティションを優位に戦うための最大の武器となります。排気音レベルが3気筒エンジン独特のものですから、TYは注目を集め、本格派レーシングマシンであることを強く印象付けるでしょう。このエンジンは高トルクかつ軽量で扱いやすく、今後も使わせていただきたいと考えています。ストリートトリプルへの信頼度は非常に高く、私たちが求める要件に合わせて改造できる大きな可能性を秘めています。  メンテナンスに手もかかりませんし、スペアパーツを入手しやすいという点も重要です。重要という表現では物足りませんね。このエンジンは私たちにとってなくてはならないパートナーです」

 

「バルティックレーシングチーム」の活動に感銘を受けたトライアンフは、このチームの大会での活躍を心より願っています。

レーシングカーの動画はこちら:https://www.youtube.com/watch?v=EP-6_D7L9pI

チームの詳細はこちら:www.balticracing.de