Gary Nixon inspired custom Triumph Thruxton

ゲイリー・ニクストンにちなんだThruxton R

Thruxton R TFC

2019年、Triumph MotorcyclesがMoto2クラスに参戦するのを機に、ベルギーのTriumphのディーラーがワールドクラスのレジェンドレーサー、ゲイリー・ニクストンにちなんだマシンを発表。

1960年代、ゲイリーはTriumph ファクトリーレーシングチームの要でした。Triumphを駆って1967年に名高いDaytona 200レースで優勝、1968年にはまたAMAグランド・ナショナル・チャンピオンシップでも優勝しました。彼の功績は大きく、大西洋を渡ったベルギーでTriumph WevelgemThruxton R Specialを開発しました。

Thruxtonのエンジンプロックは、ツインのパフォーマンスをさらに引き上げるため改良されました。カムシャフトがもう一本装着され、エアフィルターシステムも調整され、触媒はカップリングパーツに変えられました。エンジンの制御をこの改良に合わせるため、Dynojet製のパワーコマンダーが採用されました。エンジン制御を繊細にチューニングすることで、結果的にすべての微調整が最適化されました。

向上した出力

これらの改良の効果は、テストのベンチマークに如実に現れました。リアホイールのトルクは4,724 rpm時で135 Nmを下回ることはなく、最高出力はカタログ値から6,212 rpm時104 hpに向上。

トルクカーブはフラットに近く、これはツインが常にどの域でも、どんな速度でも高出力が出せることを意味しています。標準マフラーおよびヨーロピアンホモロゲーションマフラーが装着され、触媒が取り除かれたことにより、エンジンの吸排気がスムーズになり排気音も低減しました。

もっとスポーティに

排気量が大幅にアップしたにも拘わらず、このThruxtonのエンジン特性は実際には乗りやすいものです。ツインの挙動はスタート時も市街走行時も模範的です。低速でクルージングするときもエンジンはきちんと動作します。Triumphがあなたを別次元へ誘うのはアクセルを開けた時だけです。

エンジンのスポーティ走行強化のために、クイックシフターシステムが装着されています。つまり、別の言い方をすれば、アクセルを閉めたり、クラッチを操作したりすることなくギヤをあげても、このエンジンはフルに加速することができます。Thruxton R Specialはまるで6速ロケットです!はっきり言って初心者向きではありませんが、正しい乗り手が正しい路面で走れば、夢にまで見たエンジンパフォーマンスを発揮します。

時代に誠実に

フルフェアリングとシングルシートは60’s、70’sのTriumphファクトリーレーサーを忠実に再現。ヘッドにスロットがあるため、すぐに「レターボックスフェアリング」と命名されたストリームラインのフォルムは、一目でそれとわかります。 バルセロナシートは往年のTriumphファクトリーチームが使用していた白とブルーの配色で、当時の栄光の時代を思い起こさせます。

ダブルヘッドライトと小型のラウンドテールランプは、長距離レースの定番でスタイルを仕上げます。シートはスタイリッシュなブラックのビニールが被せられ、味のあるシルバーのステッチが菱形に施されています。

サドルの脇にある列の番号9は、いつもこの番号を付けてスタートラインに立ったゲイリー・ニクストンにちなんだものです。Triumphは50年前も現在も、その本領を発揮しています。2019 Moto2 シーズンが迫る中、国際的なモーターサイクルレース の最前線に戻ってきました。

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